どぉ~もっス、大竹っス。
先月、僕は引っ越しをしました。劇団の後輩の栗原くんに手伝ってもらい(ま、僕、運転免許がないのでドライバーということで)、700mくらいのとっても短な距離を何往復もして、一日かけて引っ越ししちゃいました。
0120-888の888に電話してもよかったのですが、「たかが700mでフリーダイヤル料もったいねぇよ」と思われちゃったら嫌だし。
ということで、新しい家はいいゼ!!
築12年、木造モルタルだけど、オレにとっては“新品”なのさっ、しかも2階だぁっーつーの。、日当り良純天気予報士だって大喜びな部屋だゼ、洗濯物も干しまくりだっー。
とまー、そんなことを思いつつ、時間がなくてもやたらと洗濯しまくる毎日ですが、こないだ、やっぱり時間がなくて、仕事に遅れちゃいけないのに、ギリギリまで洗濯機を回していたのだが、もうだめだっ、まもなく家を出ないと、集合時間に間に合わないよっと思った矢先、洗濯機が「ピピー」と鳴り、脱水完了。
「おっ、今だったら、急いで干せば間に合うぜ」。洗濯物が長時間洗濯機の中に閉じ込められれば、恐ろしいほどに微妙な臭いを発することぐらい、百も承知な僕は、すぐさま、洗濯物を干しにかかった。
急げ急げ、電車に乗り遅れる。しかし、あせるなあせるな、あせりは禁物、ここは2階だ、万が一落としちゃったら、とてつもなくめんどくさいことになる、あせるな浩一、落ち着け大竹!落としちゃいけない!だから落ち着けっ、落とすんじゃないぞ、落ち着くんだ。
落とした・・・。すべった、やってしまった。落としちまった。ヤベ~~、早く下に取りにいかないと、んっ待てよ!!下に落ちてねぇ~。洗濯物がちっちゃく見えない、中途半端な大きさだ。これはいったい・・・?
おぅりゃ~~!!せっ、せっ、洗濯物が、下の家のパラボナアンテナにひっかかってるではないかぁーー!!えっええ、えっーーーー。
すぐさま取らねば、どうしよう~。“あ、そうだ、傘を使うべ”、僕はすぐに傘を取り出し、中途半端な洗濯物に向かって、ひっかかれと願いを込めて、そして、落ち着くんだと自分に言い聞かせて・・・。
落ちた。洗濯物が風に吹かれて、歩いてゆくように、落ちた。ああ人生。
それから僕が集合時間に遅れたことは言うまでもない。言っちゃったけど。