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November 05, 2004

63s_gunji.jpg 郡司のぞみのNY便り その2

SETホームページをごらんの皆様、こんにちは。郡司のぞみです。
NYに来て2ヶ月が過ぎ、大分町の流れというか、いわゆるこの地の風というものに慣れてまいりました。

気持ちの面でも、時間の面でも、ほんの少し余裕が出てきたので、ここらでミュージカルを観る事にしました。以前に一度NYを訪れた時に、いくつかの作品を観ていたので、ミュージカルが観られる、この時を、ずっと待ってましたー!!!
まずは、「42nd Street」を観に行きました。ある一人の少女が、オーディションを通過し、スターになっていくというサクセスストーリーなのですが、この作品の見所は、なんと言ってもタップです。総勢50名ほどのタップダンスで魅せるパフォーマンスには、圧巻でした。
次に観たのは、オフ ブロードウェイの作品で、「STOMP」です。これは、特にストーリーは無いのですが、STOMP-足を踏みならす音ーそのままに、パフォーマー達が、バケツ、新聞、デッキブラシ、ライターなどの、身の回りのものを楽器にして音を作り出すという、パフォーマンスです。タップシューズを履かずに、非常に細かい音を、しかもとても大きな音で出すその技術に、私の目は釘づけでした。

頭の中、タップで一杯の私の元に、あるオーディションの話が飛び込んできました。それは、「鼓舞 COBU2004」という作品でした。主催者は、なんと「STOMP」に現在出演中の日本人女性、宮本やこさんで、「日本人の鼓動である和太鼓のビートと、USAスタイルのファンクタップを融合させたライブリズムパフォーマンスにより、日本で育ちここNYで生きる自分達の''今の鼓動''を、生音で響かせることにこだわり、既製品の音を一切使わずに自分達から湧き出た和洋折衷のビートで表現する、''打つように舞い、舞うように打つ''」というコンセプトを持つ、アメリカのタップと、日本の太鼓のコラボレーションのショーでした。出演者は全員日本人。もちろん、オーディション、受けました。そしてなんと、舞台に立たせてもらえることになりました!!!
約、1ヶ月のリハーサル期間は、今考えるとあっと言う間でしたが、その時は、正直、必死でした^-^;というのは、最初、アンダースタディーとして、合格したからです。アンダースタディーというのは、ステージの世界で「代役」という意味があって、パフォーマーとして、舞台に出ることは無いけれど、リハーサルや本番のお手伝いなど、全て関って、勉強をさせてもらえる立場のことです。そうなんです、最初は、出演者ではなかったのです。しかし、リハーサルを重ねているうちに、パフォーマーとして認めていただき、正式に、「鼓舞メンバー」に入れていただけることになりました!!!
本番は、3日間で、5回の公演でした。場所は、マンハッタンのローアーイーストサイドでした。劇場の名前は、「Flamboyan theater (フランボヤン シアター)」と言って、聞く話によると、随分前にオフ ブロードウェイの作品が公演されていた場所だったようです。3日間の公演は、本当に楽しかったです。お客さんも、色々な国の人にご来場頂き、全ての公演ほぼ満席で、とても盛り上がりました。何より、メンバーに感謝です!!!何とかパートをもらえるよう、私にタップの振りを教えてくれたり、本番、メチャクチャ緊張している私に、やさしく声をかけてくれたりと、メンバーには本当に支えられました。
これが私の「NY、初舞台」です。このまま走り続けます。
今回の舞台、「鼓舞 COBU2004」の情報、本番の舞台状況、写真などが、鼓舞のホームページ、http://www.COBU-NY.comと、http://red.ap.teacup.com/cobu/ で見ることが出来ます。
皆様よろしければ、アクセスしてみてくださいね^0^
それでは皆様、また次のレポートで!!!  

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