岩永新悟のつぶやき
どーも岩永です。
こんな経験はありませんか?
長年ずーとずーと読みたかったけど、何かの理由をつけて今まで手にしてない本。勝手に自分の頭の中でストーリーを組み立て身勝手な結末に自己満足する。ありません?
実は私昔からどうしても読みたかった本をつい最近になってとうとう読んじゃいまして。その本のタイトルは『ライ麦畑でつかまえて』言わずと知れたかの有名なサリンジャ―の代表作品です。
私はこの作品を若い男女の淡い恋物語だとずっと思っていたのです。ところがどっこいとんでもない内容だったんです。かいつまんでお話しますと、大人への通過点にいる主人公の少年が、純真過ぎるがゆえに現実を受け入れられず精神を病んでしまう物語です。
読み終えて、私の中に言いようのない虚脱感が残りました。でも嫌味な虚脱感じゃないんです。びっくりです。こんな読後感。料理に例えると「何なのこの味・今までに食べた事ない。何て斬新なの。」って感じですかね。
何事も知ってしまうまでは憶測と先入観と偏見に過ぎないんだと思い致った今日この頃です。こんな経験ございませんか?
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